初心者の皆さん、
英語学習の中で「関係代名詞(relative pronouns)」に戸惑うことは多いものです。
文章を長くしたいとき、情報を付加する際に必須なのに、
英語以外の言語を使うときは「誰が誰を?」と思いちゃう――そんなときは今回の完全ガイドに役立つ情報が必ずあります。
ここでは「who」「which」「that」など代表的な関係代名詞を、
日本語話者でも直感的に覚えられるように、
実際の会話や文章例とともに解説します。
最後には簡単な練習問題も用意していますので、ぜひ取り組んでみてください。
1. 関係代名詞って何?
関係代名詞は、文中の2つの文(節)を結びつけるための代名詞です。
主節(メインの文)と従属節(従っている文)を接続し、
情報を追加・限定する役割を担います。
英語を学ぶ上で「関係代名詞がわかったら、複数の文を1つにまとめられる!」という点が大きな魅力です。
1‑1 主語と目的語の関係
- 主語として使われる: who / which / that
- 目的語として使われる: whom / which / that
- 所有格として使われる: whose
1‑2 例文(主語として)
-
The boy who won the race is my friend.
(レースで勝った少年は私の友達です。)
1‑3 例文(目的語として)
-
I met the woman whom you introduced.
(あなたが紹介してくれた女性に会いました。)
2. 代表的な関係代名詞
2‑1 who / whom / whose
| 用途 | 主格 | 目的格 | 所有格 |
|---|---|---|---|
| 人 | who | whom | whose |
- who: 主語を表す
- whom: 目的語ですが、口語では省略されがち。
- whose: 所有を表す(人、動物、物の「持ち主」)
例
- The man who called you is here.
- She wrote the letter whom I sent. ※口語的には whom を使わず who を使うことが多い
- The boy whose bike was stolen.
2‑2 which / that
| 用途 | 所有格はなし |
|---|---|
| 物・事 | which / that |
- whichは文脈によっては必ず which(そのどれ) と限定的に使われる
- thatは which の代わりに使えるが、人以外も含む
- thatは 前置詞+どちらかを指定 すると必ず that になる
例
- The book which I bought yesterday is interesting.
- The book that you asked for is on the table.
2‑3 使い分けのポイント
| 使うべきケース | 従属節の主語が |
|---|---|
| who / whom | 人(主語/目的語) |
| that | 人と物(限定) |
| which | 物・事(限定) |
| whose | 所有者(人・物) |
注意: 口語(会話)では whom がほとんど省略され、who で補完されることが多いです。
文章(書き言葉)では whom を使う場面を覚えておけば、正確さとフォーマルさを保てます。
3. 関係代名詞を使った文の作り方
-
主節と従属節を分ける
- 主節(Main Clause):基本の文
- 従属節(Relative Clause):付加情報
-
従属節の先頭に関係代名詞を入れる
- 例:
- 主節: I bought a car.
- 従属節: which is red.
- 結合: I bought a car that is red.
- 例:
-
接続詞の省略
- 関係代名詞だけで文が完結するので、接続詞は不要。
- 例: She is the woman who gave me help.
-
疑問形
- Do you know the man who? — 省略されがちな who を入れると自然。
3‑1 主語が関係代名詞の場合
-
The dog who chased the cat is tired.
(犬は猫を追いかけたので疲れている。)
3‑2 目的語が関係代名詞の場合
-
She spoke with the teacher whom she likes.
(彼女は好きな先生と話した。)
4. よくあるミスとその対処法
| ミス | 正しくは | 例 |
|---|---|---|
| who の代わりに whom を使う | 人の主語には who、目的語には whom | The student (whom) I met. → The student (who) I met. |
| that を人に使わない | 人にも that は使える | The friend that helped me. |
| which を人に使う | 人には who/whom が必要 | The teacher which helped me. → The teacher who helped me. |
| 省略で who/whom の後に is/are を入れ忘れる | 主語が 3 人称単数であれば is | The book which is → The book that is… |
Tip: 「人=who/whom、物=which/that」と頭に暗記しておくと、ミスしにくいです。
5. 実践例で覚える関係代名詞
5‑1 日常会話例
| 主語 | 付加情報 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| The girl | who/whom | 私が話した女の子は 誰? |
| The girl who I saw at the cafe last night bought a cake. | (前の文は省略) | (カフェで会った女の子はケーキを買った) |
5‑2 ビジネスメール例
Please find attached the report that we discussed during the meeting.
(会議で話し合ったレポートを添付しました。)
5‑3 学術的文例
The hypothesis which we tested in the experiment was confirmed by the results.
(実験で検証した仮説は結果で裏付けられた。)
6. 練習問題
6‑1 問題文を完成させてください。
| ① | 私は昨日 _____ を見ました。 |
|---|---|
| ② | あの店は、私が好きな _____ があります。 |
| ③ | 彼女は _____ で生まれました。 |
| ④ | その映画は _____ が多いという評判があります。 |
6‑2 適切な関係代名詞を選んでください。
| 日本語 | 選択肢 | 正解 |
|---|---|---|
| その少年は、 __ と一緒に走ります。 | a) who b) which c) whose | ① a |
| 彼は彼女が __ を読んでいると知っていました。 | a) who b) whom c) that | ② b |
| その建物は __ で知られています。 | a) which b) who c) that | ③ a |
解答例
| 問題 | 正解 |
|---|---|
| ① | who/whom(例:the person) |
| ② | which or that(例:the book) |
| ③ | whose(例:the owner) |
| ④ | that(例:the action) |
7. さらに深く学びたい人のために
-
「Relative Clause」専用の勉強サイト
- Englishpage、English Grammar 101
- 具体例と演習が豊富
-
英語ドラマ・映画での実際の使用例
- NLPを使って字幕を解析し、関係代名詞を抽出
- 例をノートに書き留めて、語彙と共に覚える
-
英語原文を読んでみる
- The Guardian、New York Times の記事
- 複雑な構文に挑戦
8. まとめ
- 関係代名詞は文を結び、情報を付加する」機能
-
who/whom→ 人、whose→ 所有、which/that→ 物・事 - 主語・目的語・所有格に応じて使い分け
-
ミスの多いポイント: 目的語の
whom省略、thatの使い分け - 実践例 を多く見て、直感的に使えるレベルまで習得
関係代名詞は、英語をより自然な流れで表現するためのキーボードです。
今日学んだ知識を実際の会話や文章で試し、反復練習を重ねることで、自信を持って使えるようになります。
さあ、さっそく練習問題を解いてみてください。
「誰が」や「何を」かの情報を盛り込むことで、短い文が簡潔に情報を詰め込める力が身につきます。
英語学習の幅が広がることを願っています!

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